台湾で歯科医療を受けられる方へのアドバイス

メインメニューはじめに保険制度医院医師選び歯科事情トラブルお問い合わせメインメニュー

台湾での歯科治療は不安?

     海外派遣される赴任地で歯科的問題で困ったことがあった方は70-80%に上ると言うデータがあります。海外では言語的問題・治療費・治療法の違いなどを考慮して赴任先で受診されることを躊躇われている方が多いようです。例え日常会話が十分に出来たとしても、医療関係の言葉はあまり日常では使われない専門用語が多く、病状や要望を的確に伝えたり相談したり、医師の話を十分理解する事が困難だという事があります。

     先ほども述べましたように、日本国内においても技術ある良心的な医師を見付けるのは実に難しいことで、それが海外となりますとその上に言葉の壁も克服しなければならないので更に医師選びの困難度が上がっていきます。台湾の医療法に基づいて外国籍の医師が台湾国内で従事することは違法となるため、シンガポール、中国大陸と違い、外国籍の日本人歯科医は存在しませんが、日本で研修を受けたり、長期滞在したことがあったり、博士号を取っている医師、在日華僑・ハーフの医師も多く、言葉の問題はさほど深刻化していないのではないかと思います。現に日本語通じますと掲げている医院が多数あります。

では、日本語が通じればそれだけでもう安心なのでしょうか?

     問題は日本国内と同じで、どの医院、どの医師がどのようなコンセプトでモラル的に技術的にどうなのかということで、情報が得られ難い異国の地でそれをどう選別するかということです。

     台湾では日本の国民健康保険に似た国民皆保険制度がありますが、保険で給付される治療範囲は日本の国民保険よりも狭く、実質的には「型を取って作る」詰め物、被せ物といった補綴治療は完全自費治療になります。そのため、医院・医師によっては、保険で詰められるような場合でも、大きく削って自費治療の補綴治療を勧めることがあります。日本国内よりは安いからと医学的に必要性のない高額な審美治療(ラミネート、セラミックスなど)・インプラント・ホワイトニング・矯正を勧めてくる医師や医院もあります。本当に必需性があれば話は別ですが、健康な歯を理由もなく軽々しく弄るのは個人的にどうかと考えています。

     ただ、こうした自費治療でも医師・医院によっては治療水準が非常に低く、精度が悪いということも珍しくなく、後遺症や耐久年月の説明もちゃんとされないまま、軽い気持ちで治療を受けてしまうと歯の寿命が短くなり、帰国後に大きな代償を払う事になりますので、海外での審美関係の治療はより慎重に対応すべきだと思います。